図書館を使おうと思ったとき、最初の迷いはたいてい「どこへ行けばいいか」ではなく、「何をしたいかで場所が変わるのでは」という感覚だと思います。近い館を選んだのに、自習向きではなかった。静かに過ごしたかったのに、目的の本がなかった。そういうすれ違いが起きやすいのが、図書館の使い方の難しさです。
地域情報メディア『あだちリンク』のエリア担当ライター、タカです。足立区内で電車と自転車を使いながら動くことが多く、帰り道に寄れる場所かどうかはいつも気になります。図書館も同じで、「行き方が分かりやすいか」「立ち寄りやすい場所にあるか」が、選ぶときの最初の判断になりがちです。
この記事では、足立区で図書館を探すときの基本的な見方から、目的ごとの選び方、予約・返却の使い方、中央図書館と地域館の違いまでを整理します。各館の開館時間・休館日・設備は変更になることがあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
足立区で図書館を探すときの基本の見方
足立区には区立図書館が15館あります。中央図書館(千住)を核に、地域学習センター内に併設された館や、コミュニティ図書館と呼ばれる小規模な館が区内に点在しています。
まず押さえておきたいのは、近いからといって何でもそろっているわけではない、ということです。CDやDVDは中央図書館だけの取り扱い、パソコン持込席の有無も館によって違います。行ってから「ここでは対応していない」と分かるのは少し残念なので、目的に合うかどうかを事前に確認しておく価値があります。
区内3館の特徴と場所の確認方法
足立区内で使いやすさの方向が異なる3館を紹介します。規模・立地・設備の組み合わせが違うので、自分の目的と動き方に合うかどうかの参考にしてみてください。開館時間・休館日・設備は変更になることがあるため、利用前に公式サイトか電話でご確認ください。
- 足立区立中央図書館
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足立区千住5丁目13番5号(学びピア21内)。電話:03-5813-3740。閲覧席325席、CDやDVDが借りられる区内唯一の館。北千住駅西口から徒歩15分、またははるかぜバス「学びピア前」下車すぐ。公式サイト:https://www.city.adachi.tokyo.jp/toshokan/
- 足立区立竹の塚図書館
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足立区竹の塚2丁目25番17号(竹の塚地域学習センター内)。電話:03-3859-9966。東武竹ノ塚駅東口から徒歩約5分。ブックポストは24時間利用可能。パソコン持込席あり。公式サイト:https://www.city.adachi.tokyo.jp/toshokan/
- 足立区立東和図書館
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足立区東和3丁目12番9号(東和地域学習センター2・3階)。電話:03-3628-6203。JR亀有駅北口から徒歩約15分。3階には子育て中の親子向けキッズコーナーあり。公式サイト:https://www.city.adachi.tokyo.jp/toshokan/
3館の公式情報はすべて足立区立図書館のトップページからたどれます。最新の休館日や設備の状況は、各館ページか電話で確認するのが確実です。
近い館を選ぶときに見ておきたいこと
自分がよく使う経路の中にある館かどうかは、続けて使うかどうかに直結します。駅から遠い館は、目的があるときは行けても、ふらりと立ち寄るには少し億劫になりがち。わたしの場合、「今日の帰りに寄れるか」がまず頭に浮かびます。
足立区公式サイトの図書館ページでは、各館の所在地と電話番号が確認できます。地図アプリで自宅や職場からの経路を確認しておくと、動きやすい館が見つかりやすいです。
本を借りたいときの選び方と蔵書検索の使い方
読みたい本が決まっているなら、最初に蔵書検索を使うのが早いです。足立区立図書館の公式サイトにある蔵書検索・予約システムで、タイトルや著者名を入れると、どの館に所蔵されているか、今貸出中かどうかが分かります。
貸出は、区内在住・在勤・在学の方は図書・雑誌合わせて20冊まで、期間は2週間です。区外利用者カードは10冊まで。詳細は公式サイトで最新情報を確認してください。

どの館にあるか確認してから行くと、空振りが減りますよ
静かに過ごしたいときの館の見つけ方
閲覧席の数は館によってかなり違います。中央図書館は325席と都内でも有数の規模ですが、竹の塚図書館は44席、東和図書館は28席と小規模。静かな環境でじっくり読みたいなら、席数が多い館のほうが落ち着けることが多いです。
パソコンを持ち込んで作業したい場合は、持込パソコン専用席とコンセントの有無を事前に確認しておくと安心。竹の塚図書館はパソコン持込席があることが確認できていますが、コンセント対応の有無は利用前に各館へ直接確認してください。全館でWi-Fiは導入済みです。
調べものをしたいときの探し方
レファレンス(調べもの相談)は各館で受け付けています。「この本が欲しいが見つからない」「この分野の資料を探している」という相談は、カウンターで直接聞いてみるのが一番早い方法です。
足立区内で所蔵していない本でも、他の公共図書館から取り寄せられる場合があります。カウンターか公式サイトの「区外図書館資料借受申込」から申し込めます。ただし、区内在住・在勤・在学で利用登録している方に限られます。
予約と受け取りで見ておきたい流れ
インターネット予約を使うには、個人貸出カードと仮パスワードの取得が必要です。カードを作ったあと、窓口で仮パスワードの発行申請をして、スマートフォンやパソコンから本パスワードに変更します。この手順を知らずに来館すると、その場でインターネット予約はできないので、最初に一度だけカウンターで手続きをしておく価値があります。
予約した資料は、指定した受取館で受け取ります。資料が届く前なら受取館の変更もできます。インターネット・電話・館内のOPACで手続き可能。
住所を確認できる身分証明書を持って、もよりの区立図書館窓口へ。
カード発行時に申請すれば、同時に仮パスワードが発行されます。
スマートフォンやパソコンの蔵書検索システムから、1か月以内に変更します。
蔵書検索で本を探し、ログインして予約。受取館も選択できます。
返却しやすさで見ておきたいこと
返却は借りた館以外でも受け付けています。返却ポストは一般図書のみで、CDやDVDは開館時間内にカウンターへ返す必要があります。足立区外の図書館から借り受けた本は、貸出を受けた図書館へ返す必要があります。ここは見落としやすい点です。
竹の塚図書館のブックポストは24時間利用可能。仕事帰りに立ち寄りやすい館かどうかを返却ルートで考えると、意外と決め手になります。各館の休館日と返却ポスト設置状況は公式サイトで確認してください。
中央図書館を含めた館の使い分け方
中央図書館は、CDやDVDが借りられる区内唯一の館であり、閲覧席も325席と規模が大きい。ただ、千住エリアから遠いと毎回ここへ来るのは少し手間がかかります。わたしなら、普段使いは近くの地域館、特定の資料や設備が必要なときだけ中央図書館という組み合わせのほうが無理がありません。
| 目的 | 向いている館の傾向 |
|---|---|
| CDやDVDを借りたい | 中央図書館のみ取り扱い |
| 本をさっと借りて帰りたい | 自宅・職場に近い地域館 |
| 席でじっくり読みたい | 閲覧席が多い館(事前確認推奨) |
| パソコンを持込んで作業したい | コンセント対応館(各館に要確認) |
よくある失敗と注意しておきたいこと
迷いやすいのが、「貸出中」と「館内閲覧のみ」の違いです。検索すると「所蔵あり」と出ても、帯出区分が「貸出禁止」の場合は館内でしか読めません。来館前に確認しておくと、空振りを防げます。
- CDやDVDは中央図書館以外では借りられない
- 区外から借りた本は元の館へ返す必要がある
- 延滞中は新たな貸出・予約ができなくなる
- カードの有効期限切れに気づかず使えなくなる
- インターネット予約にはパスワード設定が必要
延滞があると貸出・予約がすべて停止されます。返し忘れに気づいたら、早めに対応しておくのが一番です。
公式情報をどこで確認するか
足立区公式サイト内の「足立区立図書館トップページ」から、各館の所在地・電話番号・利用案内・蔵書検索・予約システムにアクセスできます。開館時間・休館日・設備の状況は変更になることがあるため、来館前に公式ページか電話で最新情報を確認するのが確実です。
「設備があるかどうか一言確認したい」というときは、電話が一番早いと感じています。中央図書館は03-5813-3740、竹の塚図書館は03-3859-9966、東和図書館は03-3628-6203です。
今日の一歩をどこから始めるか
今週末に図書館へ行くとしたら、まずやることは一つです。足立区立図書館の公式サイトで、自分の行動範囲に近い館を一つ確認してみること。近い館が分かったら、その館の所蔵を蔵書検索で一冊だけ調べてみる。その小さな動きだけで、「どこに行けばいいか」という迷いがかなり軽くなります。
カードをまだ持っていない方は、身分証明書一枚を持って窓口へ行けばその場で作れます。最初の一回だけ少し手間がかかりますが、一度登録してしまえばインターネットから予約・確認ができるようになるので、ぐっと使いやすくなるんですよね。
図書館は、週末に一冊返して一冊借りるという小さな習慣でも、暮らしの中にちょうどいい余白を作ってくれます。まず近い館を一つ決めてみてくださいね。













