足立区内では、天井裏から足音がする、庭で見慣れない動物を見かけたといった相談が実際に寄せられています。単なる目撃と住宅内被害では、次にとるべき行動が変わります。
地域情報メディア『あだちリンク』のタカです。足立区にはハクビシン・アライグマ用の捕獲器を設置する事業があり、穴ふさぎや清掃は別の対応になる点も整理しておきたいところです。
この記事では区の捕獲事業でできることと、専門業者へ相談する場面の違い、そして自分で捕獲しないという安全面をまとめました。

見かけただけで慌てず、まず状況を落ち着いて確認しましょう
足立区内で寄せられているハクビシン・アライグマの相談
足立区内では区内全域でハクビシンやアライグマの目撃情報や被害相談が寄せられています。天井裏から足音がする、庭にフンをされる、果樹が食べられるなど内容は幅広く、住宅街でも珍しいことではありません。相談先は主に足立保健所の生活衛生課動物愛護係になります。
ハクビシンとアライグマはどちらも本来この地域にいなかった外来生物です。区外から入り込み、住宅の多い区部にも生活圏を広げているケースが増えている点は、足立区や東京都の公式情報でも案内されています。
見慣れない動物を見かけたときに落ち着いて確認する順番
庭や屋根で見慣れない動物を見かけても、写真だけで種類を断定するのは難しい場合があります。ハクビシンとアライグマは体つきや尾の模様が似ている部分もあり、専門的な確認が必要な場面もあります。
見かけただけで焦って近づいたり、追い詰めたりする必要はありません。野生動物なので、素手で触れる、エサを与える行動は避けたい対応です。庭先で見かける程度であれば、まずは様子を見て記録しておくだけでも十分です。
天井裏の足音やフン、天井のシミで住宅侵入を疑うポイント
単なる目撃と住宅内被害は分けて考える必要があります。天井裏から大きな足音や鳴き声がする、天井にシミができた、屋根や庭にフンをされるといった状態は、すでに住み着かれている可能性があります。
こうした症状が出ている場合、庭先で見かけただけの状態より対応の緊急度が上がります。屋根裏や床下は暗く足場も不安定になりやすい場所なので、自分で確認しに行くのは避けたい行動です。無理に近づかず、まずは相談窓口へ連絡する順序が安全です。
足立区が実施している捕獲器(箱わな)設置事業
足立区では、ハクビシン・アライグマの被害でお困りの方を対象に、捕獲器(箱わな)を設置して捕獲する事業を実施しています。担当は足立保健所生活衛生課動物愛護係です。
捕獲器はおおむね幅30センチ、高さ30センチ、奥行き80センチほどの箱わなで、住宅の敷地内に設置されます。捕獲を伴う作業は区の事業として行われるため、個人が無許可で箱わなを使う行為とは違う仕組みです。
- 捕獲器の種類
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幅・高さともに約30センチ、奥行き約80センチの箱わなを使用します。
- 担当窓口
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足立保健所生活衛生課動物愛護係が申請から審査までを担当します。
申請から箱わな設置までの流れと設置期間
捕獲器を利用したい場合は、足立保健所生活衛生課動物愛護係へ申請書と同意書を提出します。窓口、郵送、FAXでの提出に対応しており、申請から設置まではいくつかの段階を踏みます。
申請書と同意書に必要事項を記入し、窓口・郵送・FAXのいずれかで提出します。
提出された内容を区が確認し、捕獲器設置の対象となるかを審査します。
審査後、区から委託を受けた事業者と設置日の調整が行われます。
住宅の敷地内に箱わなが設置され、設置期間は原則2週間です。
箱わなの設置は区が委託する事業者が行うため、申請者本人が箱わなを購入したり自作したりする必要はありません。同意書の署名欄は申請者本人が直筆で記入する点も確認しておきたいところです。設置期間の2週間を過ぎても被害が続く場合は、あらためて相談する形になります。
住宅の構造によって捕獲器を設置できないケース
捕獲器の設置は住宅の構造等によってできない場合があります。設置場所の確保が難しい場合や、周辺環境によって適さないケースもあるため、申請前に確認しておくと安心です。設置可否は現地の状況によって変わるため、申請時に相談しながら進める形になります。
設置できないと判断された場合の対応についても、足立保健所生活衛生課動物愛護係で相談を受け付けています。状況ごとに条件が異なるため、電話などで事前に聞いておくと話が早く進みます。設置できないケースでは、専門業者への相談が選択肢になることもあります。
区では行わない穴ふさぎ・ふん尿除去・消毒への対応
足立区の事業でできるのは、捕獲器を使った捕獲までです。捕獲後に必要になる侵入口の穴ふさぎ、ふん尿の除去、消毒といった作業は、区の事業には含まれていません。
こうした住宅側の作業は、申請者本人か、依頼した専門業者が行うことになります。区は特定の業者を紹介する仕組みを持っていないため、業者選びは相談者側で行う必要があります。この点は事前に把握しておくと、依頼の段取りがスムーズになります。
穴ふさぎや清掃を業者に依頼する場合、対応できる範囲や作業内容は業者によって異なります。天井裏や屋根裏での作業は高所や暗所での作業になりやすく、危険を伴う場面もあるため、無理に自分で行わない判断も大切です。
依頼を検討する際は、現地を見てもらったうえで作業範囲を確認し、契約前に見積もりの内容をよく確認しておくと、後から想定外の費用が発生しにくくなります。作業の保証条件も業者ごとに異なるため、あわせて聞いておくと安心です。
侵入口閉塞工事費用助成金と別途確認しておきたい条件
足立区には、侵入口の閉塞工事にかかる費用を助成する制度があります。対象は区の捕獲事業を利用し、屋内への侵入口が確認された方に限られており、上限額や申請回数にも条件があります。
この助成制度は、区の捕獲事業を利用したあとに申請する仕組みです。工事を依頼する事業者や申請の条件は公開時点の内容が変わることもあるため、利用を検討する際は足立区の公式ページで最新の条件を確認しておくと安心です。
- 対象は区の捕獲事業を利用した方
- 屋内への侵入口が確認された方
- 上限額と申請回数に条件あり
専門業者へ相談する場面と契約前に確認する点
捕獲後の穴ふさぎや清掃、消毒、あるいは捕獲そのものを依頼したい場合、専門業者への相談が選択肢になります。天井裏への侵入被害を扱う業者では、現地調査から対応してもらえる場合があります。
業者へ相談する際は、対応してもらえる作業の範囲、追い出しと捕獲どちらの方法をとるか、保証の有無などを事前に確認しておくと、依頼後の行き違いを減らせます。区の助成金が使える事業者かどうかは、区ではなく各業者と施工内容から個別に確認する事柄です。
無許可での捕獲を避けるために知っておきたい法的な注意
ハクビシンもアライグマも、無許可で捕獲する行為は避けることが法律で定められています。区の事業を使わずに自分で箱わなを設置したり、捕獲を試みたりする行為は控えたい対応です。無許可での捕獲は罰則の対象になる可能性もあるため、見かけても手を出さない判断が必要です。
捕獲が必要な状況では、まず足立保健所生活衛生課動物愛護係へ相談する流れが基本になります。無許可捕獲によるトラブルを避けるためにも、この順序を守ることが大切です。区への相談が最初の一歩になります。
行政の捕獲事業と業者サービスを混同しないための確認点
足立区の対応と専門業者の対応を、次のように役割で分けて考えておくと、実際に相談する場面でどちらを選べばよいかが分かりやすくなります。捕獲までの範囲と、その後の住宅側の作業は別のものとして扱われています。
- 足立区の捕獲事業
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捕獲器の設置と捕獲までを担当し、穴ふさぎや清掃は対象外です。
- 専門業者のサービス
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住宅内への侵入被害に対する現地調査や侵入口対策を行います。
このように役割を分けて考えると、次にどこへ相談すればよいかが見えやすくなり、契約前に確認しておきたい点もはっきりしてきます。
足立区の捕獲事業と、専門業者が提供するサービスは、それぞれ役割が異なります。区が行うのは捕獲器の設置と捕獲までで、穴ふさぎや清掃、消毒は対象外になります。この違いを理解しておくと、相談先を選ぶときに迷いにくくなります。
専門業者は住宅内への侵入被害を扱うサービスとして、天井裏の現地調査や侵入口対策を行っています。ただし、区の委託事業者や助成対象事業者であるとは限らないため、依頼前に業者へ直接確認しておくと安心です。
足立区での相談先を確認してから次の一歩を選ぶ
庭で見かけただけの状態か、住宅内まで侵入されているかによって、最初に頼る先は変わります。天井裏の足音や天井のシミがある場合は、区の捕獲事業への相談から始めるのが自然な流れです。設置ができないケースもあるため、まずは電話で状況を伝えるところから進めると無理がありません。
捕獲後の穴ふさぎや清掃、消毒が必要になったときは、専門業者への相談が選択肢になります。契約前には対応範囲や保証の内容を確認し、無理のない進め方を選んでいきましょう。













